プロポリスのアルコール抽出

ミツバチの巣から取り出したプロポリスは、初めは茶色っぽくネバネバした泥のような形状をしておりこのままでは利用することができません。 そこでこのプロポリス原塊から人間にとって有効な成分を抽出するためにいくつかの方法がありますがその中で主流とされているのがアルコール抽出法です。

アルコール抽出法は、プロポリス原塊と食用のアルコールを攪拌することで有効成分と、虫の死骸や不純物といったものに分ける方法です。 分別された有効成分をその後ワインやウイスキーと同じように一定期間(平均で3年、高級品になると6年以上)アルコールと一緒に熟成させることで完成品となります。

現在、主に使用されているのは度数が50%前後の食用アルコールで特に製法にこだわっている高級メーカーになると度数95%以上のアルコールを使用してより品質の高いプロポリス原液を作り出そうとしています。

アルコール抽出法の他にも、水抽出法とミセル化抽出法(グリセリンと水を使用して水溶化と乳化の中間の状態を作り出す方法)がありますが、世界的にもアルコール抽出法が主流となっています。

なぜこの方法が選ばれるのかというと、最も有効成分を多く抽出できることに加えて抽出過程で殺菌・消毒ができるため商品としての安全性が高いためです。 プロポリスに含まれているフラボノイドなどの有効成分は、そのほとんどが水に溶けない脂溶性です(自然界でミツバチが生き残るために作るものなので、水溶性だと雨の日に溶けてしまうためこのように進化した)。

水やミセル化抽出法はアルコールで抽出した場合に比べて刺激が少なく飲みやすいというメリットがありますが有効成分がどうしても少なくなってしまうのです。

また、アルコールで抽出した場合子供に飲ませられないのではないかと心配する声もありますが、目安量を守っていれば特に問題はありません。現在は刺激の少ない子供用プロポリスも販売されています。

アルコール抽出法は防カビ剤などの添加物を一切使用せずにワインと同じように長期間保存することのできる方法です。 他の方法では実現することのできない、最も自然に近い状態を維持できるのです。